北海道・06夏


『出発』

 

8月13日(金) 夜 
 
20時に会社を抜け、会社の前に停めてあるCLにまたがる。箱と銀マットは乗せたままなので、都会の中ではかなり
違和感がある。
 
銀マットをギラギラ光らせながら都内を走る。大洗港には余裕を持って行きたかったので、都内の渋滞を避け迷わず
首都高に飛び乗る。夜の首都高はいつ走っても気持ちがよい(渋滞する渋谷方面を除く)。高架から都会の夜景を見な
がら常磐道に入る。
 
常磐道から北関東道に入る前にサービスエリアで休憩を取る。ビッグスクーターが幅を利かせている都会とは打って
変わって高速では大型バイクが多い。荷物満載のリッターバイクが目に付く。きっと彼らも北海道を目指しているんだ
ろう。
 
北関東道に入ってから極端に交通量が減った。大洗で降り近くにあったコンビニでフェリー内で食べる朝食と昼食の
ための食料を軽めに購入した。軽めにしたのは船の中では全く動かないからお腹が空かないだろうと思ったからだ。
 
大洗港に到着すると沢山のバイクが目に飛び込んできた。ネット予約で必要な書類はプリントアウトしていたので乗船
手続きはすんなり終えた。フェリーの出港は深夜0時。確か港に到着したのは22時半ぐらいだったと思う。すでに乗
船が開始していたので、バイクの列に並んだ。
 
しばらくたっても乗船できなかったので、夜の港を撮影した。
 
 
前に並んでいるライダーに話を聞いてみると、もう少ししたら乗船できるらしい。バイクは最後に回されることはないよう
だ。ある程度バイクの列が増えたら乗船させているらしい。
 
ほどなく、船に乗込む順番が回ってきた。港からフェリーにのびた通路を渡り船に入る。誘導されるままに船底の方へ
潜っていく。何階層にも分かれた船内のいったい何階に停めたのかも分からないぐらいフェリーは巨大であった。
 
荷物をまとめリフトでエントランスホールに上昇する。無機質な車両室とは異なり、ホテルのロビーのような雰囲気。早
速自分のスペース・二等寝台に向かう。二段ベッドが3列でひとつの部屋に区切られている。割当てられたのは上の
ベッドだった。登ったり降りたりするのがめんどくさいのはしょうがない。シーツを引いて荷物を整理する。
 
フィルムの箱がかさばるのでここで中身だけ出して捨てた
 
大浴場はきっと混んでいるから明日の朝に入ろうと決め込み、カメラを持って甲板に出た。
 
まだ、車両の搬入が続いている。長いトレーナーが方向転換をするのは大変そうだ。下に見える夜の港や甲板の上を
何枚か撮る。月が出ているけど雲が多く星が見えないのが残念だ。北海道で新月なら星がよりきれいに見えるが、贅
沢は言ってられない。
 
出発を待たずしてベッドに戻り少し本を読んで、眠る準備をして横になった。深夜0時を回ったころ、船のエンジン音と
振動が大きくなった。船が進みだしたようだ。
 
心地よい振動の中、目を閉じる。
 
カーテン位置まで仕切られたベッド、同じ部屋の家族連れの声がうるさい…。
 

 


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